妻(運転者)は頸椎捻挫で他覚的所見はなかったが、治療状況症状推移なども勘案して14級が認められ約400万円の賠償、夫(助手席)は、胸椎圧迫骨折により11級が認められ約900万の賠償を実現した事例 

被害者属性

性別 男・女
年代  70代
職業 自営業
住まい/事故現場 北九州市

受傷から初回面談までの期間 1年

事故態様

自分 自動車
相手 自動車

事故時の状況概要 青信号直進中に右折車から側面衝突

傷病・症状

部位・症病名 頸椎捻挫(妻)胸椎圧迫骨折(夫)

自覚症状 腰痛、肩の痛み

後遺障害等級 妻14級、夫11級

保険会社提示額(夫)

入通院慰謝料 160万円

逸失利益 100万円

獲得賠償金額(夫)

入通院慰謝料 160万円

逸失利益 155万円

保険会社提示額(妻)

入通院慰謝料 120万円

逸失利益 50万円

獲得賠償金額(妻)

入通院慰謝料 120万円

逸失利益 50万円

 

事件概要

妻運転、夫助手席同乗で、T字交差点で直進中に右折車が側面衝突しました。妻は頚椎捻挫という診断名でしたが、約1年ほど通院を続けていました。被害者請求の段階から弁護士が入り、事件処理を進めました。

担当弁護士のポイント

治療期間が長く(14ヶ月。なお、12ヶ月は治療費を支払ってもらい、その後は自費で通っていました)、治療期間分の慰謝料を認めるか争いになりましたが、早期解決のために譲歩してもらい赤本基準での支払いとなりました。また、夫の逸失利益について、脊柱の奇形について逸失利益は生じないという主張でしたが、共同不法行為として二自賠責(相手方と運転者側の自賠責)利用できたことから、交渉の上155万円を逸失利益として認めてもらいました。

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