公務員である被害者について、休業損害や後遺障害逸失利益が認められた事例 

被害者属性

【性別】男性

【年代】40代

【職業】公務員

【住まい】北九州市

【事故現場】北九州市

【受傷から初回面談までの期間】約1ヶ月

 

事故態様

【自分】自動二輪車

【相手】自動車

【事故時の状況概要】正面衝突(相手方の逆送)

 

傷病・症状

【部位・症病名】外傷性右肩腱板損傷、外傷性頚部症候群

【自覚症状】右肩の痛み

【後遺障害等級】14級(被害者請求)

 

保険会社提示額

 

獲得賠償金額

休業損害 1,090,000円

傷害慰謝料 1,600,000円

後遺障害逸失利益 1,850,000円

後遺症慰謝料 1,100,000円

 

相談のきっかけ

保険会社の対応に納得できなかったため

 

事件の概要

依頼者は、公務員で休業期間中も基本給は支給されていましたが、時間外手当はつかず、しかも事故前は時間外勤務を多く行っていましたので、休業期間中の給与は事故前と比べて大幅に減額となっていました。そこで、休業損害として、事故前3か月間の平均額との差額を主張し、全額認められました。また、今後も時間外勤務が制限される可能性を主張し、後遺障害逸失利益も認められました。

 

担当弁護士の事件処理ポイント

公務員の場合、収入が安定していますので、特に後遺障害逸失利益については、減収がないとして争われることもあります。本件では、依頼者の職務の性質上、時間外勤務が多くあり、また、今後、後遺障害があることにより時間外勤務が制限される可能性があることを丁寧に説明して、相手方保険会社に後遺障害逸失利益を認めさせました。

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