乳児を抱いて歩行中に自転車に追突され転倒した事故で,乳児の体調に不安を感じる母親について慰謝料を増額させた事例 

被害者属性

性別 女
年代  30代
住まい/事故現場 福岡市

受傷から初回面談までの期間 1ヶ月

事故態様

自分 歩行者
相手 自転車

事故時の状況概要 歩道上の追突

傷病・症状

部位・症病名 頸椎・背部痛

自覚症状  頸部及び腰部の痛み

後遺障害等級 申請なし

保険会社提示額

提示前の受任

獲得賠償金額

休業損害  590,000円

傷害慰謝料 720,000円

慰謝料(乳児の体調への不安) 200,000円

相談のきっかけ

知人から弁護士を紹介された。

事件の概要

生後間もない乳児を抱いて歩行中,自転車に追突され,乳児を抱いたまま転倒した事故。乳児も路上で体をぶつけたが,被爆のリスクの説明を受けたためCTなどの検査は実施せず,乳児の通院は事故当日の1回にとどまりました。母親は約5か月間通院治療し,通院期間を通じて家事と育児に支障が生じました。

担当弁護士のポイント

1回しか通院していない乳児の体調に対する母親の不安について,どのような形で賠償を実現するかが悩ましい事案でした。提訴前の交渉段階で,保険会社が上記不安について傷害慰謝料とは別途20万円の賠償を認めてくれため早期に示談で解決することができました。
また,専業主婦の休業損害についても,全女性労働者の平均賃金を基礎収入として,事故から2か月間は50%,その後3か月間は30%の労働能力喪失率で認められました。

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