交通事故事件に対する想い
交通事故のニュースを耳にすることは多いと思いますが、まさか自分が交通事故に遭うと思っている方は少ないと思います。実際に人生で一度も交通事故を経験しない方も多いでしょうし、不幸にも交通事故に遭ってしまった方でも人生に何度も経験するものではありません。そのため、実際に交通事故に遭ったとき、どうしたら良いか分からず不安でいっぱい、というのが本当のところではないでしょうか。
交通事故に遭った場合、身体的な負担(怪我の痛みや苦痛)に加え、安心して治療できるだろうか、仕事はどうなるだろうか、きちんと賠償してもらえるだろうか、後遺症は残らないだろうかなど精神的に不安で苦しい体験をします。保険会社と交渉することも苦痛の一つだと思います。
私たち弁護士は身体的な怪我を治すことはできません。しかし、保険会社との交渉を代わりに行うことによって精神的なストレスを軽減すること、受けた被害に対して適正な賠償額を得るお手伝いをすることはできると思っています。
今、「適正な賠償額」といいましたが、保険会社から提示される金額は実は裁判所が認めてくれる金額より低い金額であることがほとんどです。しかし、交通事故に遭った方はそのようなことは分かりませんので保険会社が提示する金額で示談をしてしまっているケースが多いと思います。
実際に私が担当したケースでは本来の後遺症慰謝料の金額は420万(後遺症等級11級)だったところ、保険会社からの提案は150万円でした。その方は弁護士に依頼したことで本来の慰謝料額をベースにした保険金を得ることができました。
おそらく、この方は氷山の一角だと思います。辛い経験をした方がお金で回復できる部分は小さいかもしれませんが、せめて「適正な保障」をきちんと受け取ってほしい、そのためのお手伝いをしたいと思っています。
略歴
福岡県立筑紫丘高等学校
九州大学法学部
出身地
福岡県筑紫野市(二日市)